あれは忘れもしない夏の日の出来事。
私は大学の夏季休業を利用して、地元へ帰省していました。
そこで地元で毎年開催されるお盆祭りにも
久しぶりに行ってみようかなと考えました。
でも私が住んでいた地元はもう人があんまりいなくて
いわゆる過疎化がすすんだ地域だったので、
行っても同級生は誰もこないだろうなぁと期待はしていませんでした。
そしてお盆祭り当日、少しだけオシャレをして
開催場所の体育館に向かいました。
学校には太鼓の音が響いてそれなりに盛り上がっていましたが、
やはり同級生の姿はありませんでした。
するといきなり後ろから
「○○ちゃん?○○ちゃんだよね?俺のこと覚えてる?」
とすこし背の高い男性から声をかけられました。
私は、少し考えてからその人のことを思い出しました。
「あぁ生徒会長だった○○さんですか!?」
そう、彼は私が通っていた中学校の生徒会長を務めていた
一年上の先輩でした。
久しぶりに地元の知り合いにあったので
私はテンションが上がって中学時代のいろんな話をしました。
私も中学校時代は生徒会を務めていたので、
先輩のことも知っていました。
しかし、先輩は仕事ができて、勉強もクラスで1位、スポーツもこなす万能な人で
みんなの憧れだったので私は中学の頃はあんまり話せませんでした。
そんな憧れだった先輩が目の前にいると思うと胸がドキドキしてきていました。
すると先輩が
「○○ちゃん、今彼氏とか・・・いるの?」
といってきました。
私は驚いて、いないと答えると
「じゃあ、俺と付き合ってくれない?」
とまさかの告白をされました。
先輩は実は中学のころから私のことが好きだったらしいのですが、
なかなか言い出すタイミングがつかめず、今になってしまったらしいのです。
私はもちろんOKを出しました。
正直お盆祭りに参加するのはあんまり乗り気じゃなかったのですが、
おもわぬ収穫があってお祭りに感謝しています。
今では、彼と毎年思い出のお盆祭りに来ています。
